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エナメルの技法
@ペイントエナメル (painted enamel) 人物や植物を描いたミニアチュールが例として挙げられる技法で、単色で焼き付けた エナメルを下地とし、その上に、筆を使ってさらにエナメル画を描焼き付ける。
Aロンドボス (ronde bosse) エナメルを、金などの立体像の表面全体に施す技法。ルネサンス期のジュエリーなどに多く用いられている。
Bバスタイユ (basse taille) ファベルジェの作品にこの技法を使用したものが多く、エナメルの半透性を生かし、土台の金属に刻まれた彫刻模様(ギヨシェ)を見せる技法。金属に施された彫刻が主 眼となるので使用されるエナメルは単色である。
Cシャンルーヴェ (champlevé) 土台の金属を彫りこんでできたくぼみをエナメルで埋めて装飾する技法。初期の頃は、輪郭線の部分をライン状に彫りこんでいた。技術の発達につれて逆に、面になる部分を彫りこんでエナメルで装飾し、彫り残した金属部分を輪郭線とするようになった。
Dクロワゾネ (cloisonné) 日本の有線七宝はここに属し、土台となる金属の上にさらに金属線を貼り付けて輪郭線を描き、できた枠内をエナメルで埋めて装飾する技法。シャンルーヴェよりさらに細かい表現が可能になる。
Eプリカジュール (plique à jour) 映画「タイタニック」の中に登場したヒロインの蝶の櫛には、この技法が使用されていて、薄い金属箔の上に、クロワゾネとほぼ同じ工程でエナメルを焼き付け、その後に薬品処理によって箔を取り除く技法。金属枠のみによって支えられたエナメルは光を透過するので、ステンドグラスのような効果を得られる。アールヌーボー期のジュエリーに好んで使用された。美しいが非常に繊細で、衝撃に弱い。
