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いぶし七宝
七宝焼の種類と技法のなかで、いぶし七宝は、素地板に釉薬をところどころに部分的に盛って焼成し、いぶし液に浸け着色後、水洗いして仕上げていきます。
釉薬のついていない部分がいぶしがかってきれいでおしゃれな作品に仕上がってきます。
また、描き割り七宝は、後で線になるベースとなる色を下地焼成します。
120〜140メッシュほどの釉薬にノリ水を加えて、上地として盛り、乾燥させてから描き割り棒で模様を描いていきます。
描き割った線の上に釉薬が残らないように息を吹きとばしながら描いて焼成させます。
七宝焼球根型花瓶は、七宝焼の特徴である鮮やかな発色を活かした花瓶です。繁栄を願う吉祥柄となっています。
縁起の良い花柄がとてもキュートで、色の深みが個性的なインテリア花瓶となっています。
七宝焼は、北京の伝統工芸品で、玄関や床の間などの装飾に最適です。
七宝焼が中国に伝来してからこれほど短期間で完成品に至ったのは、当時の中国がすでに鋳銅の治金技術とガラスや上薬の製造技術を有しており、かつ焼き物の温度調整にも精通していて七宝焼の発展に有利な条件が備わっていたからだと言われています。
さらにホーローが作り出す柔らかさや光沢、そしてその陶器の緻密さがまた中国人の嗜好によく合ったのだそうです。
七宝焼は中近東で技法が生まれ、シルクロードを通って中国に伝わり、そして日本にも伝わったとされています。
日本最古のものは、奈良県の藤ノ木古墳から出土され、奈良市の正倉院に黄金瑠璃細背十二稜鏡が収蔵されています。私たちの周りにある琺瑯も七宝焼の仲間です。
中国語では七宝焼のことを琺瑯と書いて「ファーラン」と読むそうです。
その中で高級なものが「景泰藍」として良く知られています。
日本では、日用品的なものを琺瑯、工芸品的なものを七宝焼として住み分けがあるようです。
出来上がった七宝焼を手にしますと彩の美しさとか暖かさに感動すら覚えることでしょう。
