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無線七宝について
七宝焼の無線七宝という手法は、各色の七宝釉の間に金属線がないもので、最初有線七宝と同じく植線により釉薬を差し込んで模様を作って、次に植線を取り除いて焼成するものです。
各色七宝釉間の仕切りがありませんから、有線七宝のようにその模様にはカッチリとした硬さはなくなります。
そしてその輪郭部では互いに釉薬が混じり合うことが少なくなく輪郭がぼやけることがありますが、反ってそこには有線や象嵌七宝には見られない柔らかさが出てきます。
また、混じり合った釉薬の微妙な色合いや独特の趣が感じられます。
本格的な無線七宝は、明治の中頃に涛川惣助(1847〜1910)によって開発されたものですが、江戸時代の七宝にも部分的に施されたものがたくさんあります。
色を塗り終わりましたら、金網に乗せていよいよ電気炉に入れます。
短時間で出来上がりますからミスの無いようにしましょう。
濡れていないか確認して余計なな水分がありましたら、炉に入れる前に必ず拭いておきましょう。
炉の中に入れましたら、七宝焼は1分くらいで出来上がります。
炉はとても熱くなりますから、くれぐれも注意しておきましょう。
日本では、ビニール素材のものをエナメルということが多いようですが、第一の意味合いとしてはガラス釉薬で焼き付けたものがエナメルということです。
一般的には、日本での生活および文化の中でそれはそれで良いとされていますが、七宝焼の本来の意味としては、修正したほうが良いと言われています。
マイルド七宝焼では、マイルド白板に最初に空焼きして汚れを落としておきます。
白板に赤カーボン紙でデザインを写してください。ブレンド絵具の黒で面相筆を使用して線描きをします。黒い線の上に絵具が乗らないように彩色してください。
次に、炉の上に置いて十分に乾燥させましょう。そして、2〜3度、炉から出し入れをしながら最後に扉を閉めて焼成します。750度で大体1分30秒となっています。
